ビーチコーミング関係は別ブログに引っ越しました。こちらでは日々の出来事を写真とともに紹介します

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

在宅ターミナルケア24 ~驚愕の医療費~

父の死後処置が終わり、後で死亡診断書を取りに来てくださいと言われたので、葬儀屋との手続きをしている間に主人が死亡診断書を取りに行ってくれました。その後駆け込みで市役所に行き、火葬場の予約を取り葬儀日程が決まりました。これが最初の事務手続きだったな。

本当に、事務処理でバタバタしていて、悲しみにくれる余裕ってないものなんだなぁって思いました。その後も、色々な事務処理で駆け回ることになりました。年金のストップ、公共料金やその他の名義変更、遺産相続手続き、準確定申告など。不動産のみ司法書士さんにお願いして後は妹と2人で駆け回って処理しましたよ。

さて、医療費なのですが、主治医の病院でも、訪問看護ステーションでも、在宅療養の間の医療費は一ヶ月分まとめての請求になります。父の在宅医療が始まったのは、7月の終わりだったので、ほぼ8月一ヶ月分の医療費をまとめて払うのも大変だなぁとは思っていましたが、父が生前に自分の医療費に使ってくれと言って、30万円用意してくれていたのです。

入院しているわけではないので、30万以上はかからないだろうなぁとは思っていました。でも、毎日看護師が来てくれていたし、高い薬も使っていたので、それなりの医療費は請求されるものだとは思っていました。

葬儀が終わり、少し落ち着いた頃、先に主治医の病院から電話がありました。
「医療費の計算が終わりましたので、請求額をお知らせいたします」
と。で、請求額を聞いた後、私は
「すみません、全部きちんと清算してくださってこの額ですか?間違いないですか?」
って聞きなおしました。だって、目ん玉が飛び出るほど、あれ?逆だから引っ込みすぎちゃうほどって言うのかな?あまりにも少なすぎる額だったから。

請求された金額は、22,618円也

もちろん、週2回の看護師訪問(そのうち1回は主治医の往診)点滴や経口薬すべての薬代、死後処置と死亡診断書代。すべてひっくるめた額、1か月分のお値段です。

その後、訪問看護ステーションからも請求額のお知らせ電話がきました。やはり、そちらも31,965円でした。こちらも週5回の訪問看護代(そのうち2日が休日手当て付)交通費、吸引機のレンタル料も含めたお値段です。


8月1ヶ月間、在宅ターミナルケアすべてにかかった値段は、54,583円でした。これって、母が3日間入院した時の値段よりもちょっと高いくらいだよ。

父の医療費って、外来の時や、放射線治療費を含めたすべての金額を合わせても、たいしてかかりませんでした。

ちなみに、放射線治療代(全部で6日間。 検査日2日も含む) 12,700円
主治医の病院に外来通院 (全部で3日間) 14,590円

まあ、全部あわせても8万ちょっとです。父は生涯で健康保険はたったそれだけしか使わなかったという事ですねぇ。でもまあ、その分対極の性格をしている母が使いまくっていましたから、納めた健康保険分はお世話にはなっているとは思いますが。

巷でガン保険のコマーシャルが流れておりましたが、父はもちろんそんなものには入ってません。普通は、癌になると、膨大なお金がかかると思います。父のように、もう治療しても無理だと診断された場合に限りますが、お金をかけずに、苦しまず楽に生涯を閉じる事も可能なわけです。

もし、入院して治療をしていたら、たぶんもう少しは長生きできたと思います。でも父はその分長生きしたからと言っても幸せであったとは思えません。たぶん、私も今のような穏やかな気持ちで父の死を受け止めることはできなかったでしょう。お金も膨大にかかったことでしょう。父の意志によりこのような形を取りましたが、娘としてこういう医療の方法もあったのだ、という事を知り人間の死について、今の医療体制について、大事な事はなんだろうって考えるきっかけになりました。

父のような考えを持っている人もいると思います。でも、現在の医療体制では、まだこのようにきちんとした連携がもたれている施設は本当に少ないのが現状です。

医師不足、健康保険の赤字、老人医療の問題など、今の医療業界では、本当に問題が山積みになっています。でも、一方では、医療費にやさしく、父のわがままをきちんと受け止めてくださった医療施設があるのも事実です。父は身近に自分の理想に近い施設が存在する環境に住んでいたことは本当に幸運だったと思います。

今回、自分の為にまとめようと思っていたことを、あえて公開ブログに書いたのは、こういう医療体制もあるのだということ、それは、こんなにお金がかからずそして人間らしく最期を迎えられるんだという事を1人でも多くの人に知ってもらいたいと思ったからです。 

今回、父の在宅介護のために色々お世話になった、花の谷クリニックさま、そして訪問看護ステーションセンターキュアさま、本当にありがとうございました。 

そして、最後に個人的な父の介護日記にお付き合いくださった皆様に感謝いたします。

スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
カウンター
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
プロフィール

きいこ

Author:きいこ
千葉県房総半島の端っこでのんびり暮らしています。主婦からパートのおばさんになりました。 大学生と高校生の子供がいます。

趣味はビーチコーミング ビーチコーミングは別に専門のブログを立ち上げました。

ビーチコーミングブログはこちら

きいこのビーチコーミング日記


実家の父の在宅介護記録もあります。父の介護を通して家族の在り方などをつづっています。

最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。